腰乃先生は、心がささくれだった時に読みたくなる作家さまです。
大の男が幸せになろうと懸命にもがく姿にグッときます。
純粋なのに素直になれなくて、わちゃわちゃしたり、泣いちゃったり、ちょっとチョロかったり、でもやる時はやる男前なのが、たまらなく癒されます。
今作はそんな先生の味がいっぱい詰まったデビューコミックスです。(初版2008年)
表題作を含む6カプが登場する短編集です。
そして腰乃先生にしか出せない心のエロさが炸裂しています。
ゲイの恥じらい、ノンケの戸惑い、真面目に悩んで、快楽に素直。
そういうのを総て乗っけてエッチシーンが本当にえっちです。
全部のお話が好きだけど「コンビニ店長と落ちる男」が特に好きでした。
店長カッコいいし優しいし、桜くん可愛いしなでなでしたいしキュンキュンする。
店長は「鮫島くんと笹原くん」にも登場してて、同じ世界線が「新庄くんと笹原くん」です。
「幸せになってみませんか?」に収録されている「名前で呼んでください」も同じコンビニが舞台で、同じく収録されている「昼休み」は「幸せなら手をつなごう」のカップル目線のお話です。
それぞれ単独でも面白いのですが、繋がってる!ってわかった時にテンションが上がりました。
………
修正は白抜きです。
同じMARBLEから出てる腰乃作品はわりと見えてるのにね〜。
見えてなくてもエッチいです。
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