他のアンソロより低価格なのは、単純に4作品しか入っていないから。1作1作のページ数はある分、説明不足や尻切れトンボ感がないのがいいところです。ただ、作品の質が高いのかというとそうでもない。よくまとまっているだけで、続きを読みたいという魅力があるわけではない(個人的意見)。
1巻:公爵子息を殿下呼びする不思議に囚われ、内容が頭に入って来なかった。そこそこ読める巻。
2巻:気持ちいい読後感を奪うように『連載化ご希望はコメントで応援を』とエンドにデカデカと書かれていて、雰囲気をぶち壊しにきている頑張って描いた作者さんたちが不憫な巻。
3巻:読後感を奪う文字列はなくなったけど、内容の質は落ちている。切り口はいいが、いかんせん作家さんたちに描ききる力量がなさすぎる残念な巻。
個人的には1巻が一番面白く感じました。4巻はもう買わなくていいかなと思ってます。