生まれた時から将来子孫を残すかどうかの責任が全部女って言うのがなんかもういたたまれない……!その重責に幸せを感じられる人もいれば、プレッシャーで嫌になる人もいて当たり前。でも世の中って少子化が社会問題になるくらい当然のように「女が頑張って産むもの」思想が抜けない。「社会が安心して産ませてあげよう」体制では、まだない。結婚制度も養子制度も古いまま。確かに女が産まなきゃ始まらないけど、産前産後のケアは最近になってからようやくという程度(育休、ひとり親支援の充実など)。なんだったら作中にもあったように、病気したらもう欠陥品みたいな考えまで根強くて……。さらに社会制度をいくら充実させても、結局産んで育てるのは女性の中でも限られた期間(約20〜40歳の産める女性)で全国民から考えたら絶対的に数が少ないから少数派意見になってしまう。大多数の「いま産まない側」に理解が浸透してないと心ない態度は変わらないから少数派はツラいんです、、、。産める側なのに産まない選択をしようものならそりゃもう(察し)…。全員が健康に妊娠出産できるわけじゃないんだから「私の時は…」とか
言われても正直困りますよね。コウノトリとかもそうだけど、こういう作品で少しでもみんなの問題として考えられる世の中になるといいなぁ…