SNSで一話が丸っと掲載されていたのが流れてきたので気になってこちらで探したところ見つけました。
一見、目の見えない“りり”の方が『何も知らない』でいるように見えますが、主人公である華も兄に成り代わろうとするあまり、兄について『何も知らない』ことに気付いていく、という感じの一巻でした。
償いのつもりで始めた兄の成り代わりに追い詰められていく華が、見ていてしんどいですね……。料理なり趣味なり、ここからお互いに、手探りで兄について理解を深めたり、知らなかったことを知っていくのかなと続きが気になる終わり方で、二巻が楽しみなので星4で一応まとめます。続刊が出たら修正するかも!
※追記※完結おめでとうございます!お疲れ様でした。華とりりの全てを見終えることができて幸せです。知らないはずのことを知っているのはやはり彼女の方だった、という感じで、それでも最後には華もりりも好きだった『兄』のために手を取り合うことを選んで生きていくのですね。それにしてもこれ、百合といえば百合なのでしょうが、『兄』の面影をお互いによすがにしてそうなので一生交わらない平行線の感情すぎません?そこが一番しんどい。