魔法が存在するファンタジー世界を舞台に、ある事情で隠居せざるを得なくなった魔力過多で天才魔術師のシャガールと、シャガールの土地に迷い込んだ魔力不足の訳あり青年フィオがお互いの魔力と心を支え合っていく物語です。
シャガールの下がり眉猫目が別の漫画の好きなキャラクターと重なり、つい惹かれて購入しました。性格も、丁寧語で悪態つくところがすごく好きです。読んでいると、描き方の癖なのか、たまに女性のような丸みや胸があるように見えるので、もう少し男性らしい骨格だといいのになと感じました。
お相手となるフィオは周りから愛されているタイプで、自分の欲求にとても素直で、ちょっとわがままな面もあります。シャガールが猫タイプならフィオは犬っぽいです。
展開としては王道にフィオと心も体も魔力も通じ合っていきますが、個人的には、シャガールと腐れ縁のように世話を焼いている傭兵ルソーが気に入りました。ぶっきらぼうで口が悪いけど面倒見の良いお兄さんです。狼タイプでしょうか。
スピンオフやアナザールートがあれば是非ルソーENDが読みたいです。