結局好きになったのは当て馬でした。とはいえ褐色攻めも可愛かったです。
すごくクセのつよい絵柄なので、受け入れられるかどうかで大きく変わってきそうです。ただ、クセの強さが線自体にも表れているので、私は個性的で興味深かったです(好みではないけど、面白いという意味で)
全体的にコマをごちゃっとさせているのも台詞の多さも、それが魅力になるような絵柄なので、抵抗感がなければおすすめしたいです。
ストーリーは全体的にまとまっていました。また、設定が多く受けがキャラ設定としても説明的で、かつ絶妙に不足しているはずなのにこちらでちゃんと補完しやすい読みやすさなのが不思議な感覚でした。
恋愛部分はさらっとしているのであまり深掘りはありませんが唐突すぎることもないので(好みの男、一目惚れといった感じで早々に両思い的雰囲気)逆に恋愛的心情部分に引っ掛かりはありませんでした。
何よりキャラ設定や世界観が独特で、このパターンで作ると上手く調理出来ず失敗しそうなものなのに、普通に面白かったです。
ある種唯一無二のような作品で、私は好きでした。ただ、本当にクセは強いので試し読みでよく熟考した方が良いように思えます。