このレビューはネタバレを含みます▼
素敵な表紙絵と不思議なタイトルに惹かれて読んでみました。
いくつかの短編と本編で構成されています。
特に本編が心に残ります。
悩みのある主人公純君の生活に、拾った子猫が寄り添います。
と言っても、猫と暮らした事のある読者からすると、少々胴長ですが、とても猫らしい描写で違和感がありません。
短い間ではありますが猫と暮らした純君は癒され、自分を取り戻します。
以前飼っていた猫達の事を思い出して、そうなのよ、そうなのよと思いつつ人と暮らしてくれるペット達に感謝しました。