…タイトルは良かった!初めて見る漢字でしたが、意味は伝わる。余裕が無くなるぐらい好き!って事ですよね。良い当て字だな、と。
タイトルが良かった事と、義兄弟モノで、弟攻めの執着モノが大好きなので、レビューも読まずに買ってしまったのですが、ちょっと星の数が低いのも納得というか……分かる気がします。
なんか4話から急に兄の方から接近して行って……あんなに嫌がっていたのに、頑張って避けていたのに……いくら「嫌よ嫌よも好きのうち」だとしても、もうちょっと粘って弟を避けて欲しかったなぁ。
まぁ、1冊にまとめるには、ここら辺から2人の関係に歩み寄りという動きが必要だったのだと思うのですが、ちょっと2人の気持ちが近づくキッカケがお粗末過ぎる、というか、薄っぺらいキッカケに思えてしまって、急速に自分の気持ちが萎えて行ってしまいました。
気持ちは分かるんですよ。行方をくらませた兄の気持ちは理解できるものだったので、そこは納得出来たし、仕事で行き詰まっている弟を思わず助けたくなったり、上手く行ってる姿を見てニヤケてしまうのも、一緒に居る事で溢れてきてしまう愛情が為せるモノだと言うことも……。だけれども、せっかく何年も逃げ続けていたのに、あっさり弟が好きだという気持ちを吐露し、受け入れてしまった事が残念で……。
もうちょっと兄ちゃんに根性入れて拒否って欲しかった。弟の挟愛さ加減も、ちょっと物足りないかな。
終始平和な挟愛でした。
そしてえちも、何してるのか分からないので、せっかくの義兄弟モノの背徳感というか、エロスが残念ながら無いので、そこも減点対象でした!(笑)