キャラクターは可愛いのに、けっこう社会のリアルを描いた作品。 過剰なノルマを製造スタッフに課した結果、疲労によるミスで製品の質が下がる、大量生産により需要と供給のバランスが崩れる、工場を拡大し過ぎて最後はダメになる、など。 すみっコ達を制服に着替えさせてバスで工場に連れて行き、囲い込むように仕事と食べ物と住処を与えたシーン、ホー○レスを働かせる業者を連想してしまったw この脚本家先生の作品、ちょっぴり切なくて「 現実は厳しい。 思うように事は運ばない。 出来ることも限られてるけど、自分が出来る最善を尽くそう 」というメッセージ性があって好きです。この先生が脚本担当した すみっコぐらし映画の1作目、とびだす絵本とひみつのコの映画のストーリー展開が凄く心に刺さりました。