ネタバレ・感想ありもののけの乱のレビュー

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思ったより
2024年4月4日
面白かったです。主人公のキャラが好感触。
何より眉毛が気に入りました。昭和の時代劇俳優の様な眉毛ブームがもう一度来ないものかと常々思ってます。
平安から続く名門忍者の末裔くん(百年に1人の逸材)が、後目なんて継ぎたくないと抵抗しつつも、使命感いっぱいの陰陽師ヒロイン(おでこちゃん)に感化され、何だかんだ巻き込まれていく話。
主人公はパルクールの様な体術と魔法の様な忍術を駆使し、派手なバトル展開多め。陰陽師の方は、未来予知や索敵やサイコメトラーの様な便利能力が満載です。この学生コンビが、怪異によって起きるであろう事件を事前に察知し潰して回ります。敵側も忍術使ってくるしこれから盛り上がっていくであろう流れの1巻でした。お馴染みの忍者や陰陽師という掛け合わせに、色んな設定がモリモリです。
ただ…少年誌バトルが怠いお年頃になってきた為1巻のみ。ヒロインがもう少し可愛かったら良かったな。学ランの動きあるベタが上手だったのでそこばっか追ってました。
設定が良い、しかし…
ネタバレ
2024年4月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ まずは設定が詳しく練り込まれていて、とても面白い始まりだと思いました。そして登場人物も魅力的!なかなか面白いキャラクターばかりでした。バトルシーンもハラハラできる!
しかし、星5にならなかったのは…最終回まで読んでの感想です。微妙にネタバレになるので、未読の人は気を付けてください。
まず、他の登場人物について深く知ることができなかった。もっと深く掘り下げたり、登場人物同士の関わりを丁寧に深めたりしてほしかったのに、そんなに紹介もせずさらっと流れる感じ。背景や設定は明かされるが、深めることができないと言った感じです。敵味方限らず。え、魅力的なのに扱い雑!なので、そんなにその登場人物について知ることができなかったり、深めることができずに流れました。描くの飽きたのかな?って思ってしまう。。。
次に、最後は駆け足な感じでした。忍法帖を集めていくのも、さらっといくつか集めて、いきなり最終バトルに入った感じ。しかも、最終バトルもさらっと、倒した人も…あれ?!あなたなの?って感じで…主人公の奮闘や他の登場人物との共闘、ヒロインとの絆、敵との対話、バトル、気持ちの動きなど、もっともっと見たかった。何話か抜かしたのかな、何枚か読み飛ばした?って感覚になります。設定が面白いが故に勿体無いと感じました。
主人公がいい意味で変わっていくのはすごく感じました。それは一話のシーンを最終話に結びつけたところからも分かるように、作者さんはそれを描きたかったのかな、とは感じます。
なんなら、続きがあるなら読みたいです。とにかく、勿体無いな、消化不良だなという感じです。詳しく、丁寧に、掘り下げてもう少し長く連載を続けていればアニメ化もあり得たのでは?と思いました。駆け足の打ち切り感が否めませんでした。編集部や作者さんに何かあったのかな?悲しい。このキャラクターたちもこのままで、終わってしまうのですね。先ほども述べたように、もう少し読みたかったです。ただ、コマ割りやコマとコマの繋げ方、バトルなどは見やすかったです。作者さんも初連載ということなので…次に期待しています。おつかれ様でした。そしてありがとうございました。
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作家名: 竹田陽介
出版社: 講談社