ネタバレ・感想ありすべては子どものためだと思ってたのレビュー

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思った以上に
2025年3月5日
中学受験だけかと思いきや、それよりもっと闇が深い母親の毒親っぷりに驚いた。あと絵がめっちゃ怖かった。
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リアルホラー
ネタバレ
2025年1月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 途中、妹が出てきますが、読み返してみると…。母親の異常さが際立って、最後の数ページは作家さんの才能を垣間見ました。面白がってはいけないんですが、買って良かったなと思える漫画でした。たまに読み返します。自分もこうならないように振り返ります。
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究極の育児書!
2024年4月18日
子供を持つ方もこれからの方も、ぜひ読んだ方が良い作品です。教育業界で働く私は、こんな母親をたくさん見て来ました。しかし世間体が大切な彼女達、その存在はなかなか社会では表面化してきません。行動の根底にあるのは強烈なコンプレックスなのも、接していてひりひりと伝わってきます。
「空前の中学受験ブーム」などという言葉に踊らされ、本当に重要な「育み」を快速列車のごとくすっ飛ばしてはいないか?そんな問いかけをしたくなる現代ならではの問題作でした。
育児書によくある言葉を借りますが「育児はまず自分を育ててから」ですね。
すごい画力と構成力
ネタバレ
2024年4月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ ごく普通の母親がだんだん狂っていくお話です。
低体重児として産まれ、身体が小さく気も弱い息子に対して、せめて「普通」であって欲しいと奔走する様子…
サッカーのような集団スポーツでなく空手を習わせる事や、個性に合った私立中を目指して中学受験に手を出すのも「気弱系男子を持つ母のあるある」として共感しかありませんでした。
一見すると子供に選択させるように見せかけて、実はかなり強引に親の思う方に誘導するという「レール敷き」の手段の描写もリアルです。
これを読んでドキっとしない母親はほぼ皆無ではないでしょうか。

内容のリアルさも勿論ですが、シンプルな可愛い絵柄にしてすごい画力。構図、意味ありげに配置された小物、心理的な恐怖感を描写する際にはホラー漫画かと見紛う程の薄気味悪い絵(褒めてます)を効果的に使い、作者の抜群の漫画センスが見られます。
物語の最初の方に小さくあった「違和感」が、終盤でこういう事だったのか!と回収される構成力も見事です。

母親として身につまされる内容であるため、いわゆる「大好きな漫画」ではないのですが、自戒もこめて本当に面白かった。
すごい漫画家さんだと思います。
こわい
ネタバレ
2024年2月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本当に恐ろしい話ですね。
衝撃的でしたし、誰にでも起こりうる事だと思いました。
この母親も結果毒親と呼ばれる存在になってしまいましたが、最初は普通の母親だったのに。
未熟児で生まれ、体が弱い息子を育てる事が相当なストレスになってしまったのでしょうか…。

このマンガを読んで、私が気になったのは妹の「こころちゃん」のことです。
登場人物紹介にも妹の「こころちゃん」がいません。
母親の関心は虚弱体質のこうたくんのみ。健康な妹と接するのは必要最低限。
読み進めると数か所の違和感を目にします。
なんというか…ゾっとしました。最終章を読めば全ての事が分かります。

TVでも難病や重度の障害を持つ子供を育てる一家の特集を見る事があります。
一人っ子なら問題ないですが、
年齢が近い健康な兄弟姉妹がいた場合、
私はどうしても兄弟姉妹の方に目が行ってしまいます。(幼い場合は特に)
この子は笑ってるけどずっと我慢しているのかな、とか・・・。
もちろん、誰も悪くないしTVで紹介されているようなご家庭は、
ご両親がちゃんとケアしているのでしょう。
けど余計なお世話かもしれないけど、どうしても気になってしまうのです。

とにかく色々と考えさせられる1冊でした。
勉強になりました
ネタバレ
2024年2月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 子供の為にが、本当に子供?自分の為でしょに変わっていくのが恐ろしかった。どこでこんなに変わってってしまったのかと考えさせる話でした。また親目線だけでなく子供視点からの話もあり、そしてお母さんが化け物に見えるのもすごく面白かったです。
自分もそうならないようにありたい。
こんな母親本当にただ不快で気持ち悪い
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毒親、お受験…母の愛情とは?
ネタバレ
2024年2月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 母親でもある私からすると、ヒリヒリと心の表面を削られるような内容でした。
主人公の母親は毒親だけど、出発点の気持ちは本当によくわかる。母親も父親も決して悪人ではない。どこにでもいる両親なのです。最初に名前が出て来ていながら後半まで一切クローズアップされない妹の存在に、おかしいぞ?と変な違和感に囚われながら読んでいくと、まぁ!最後の登場の仕方にそれこそ鳥肌が立ちました。
そして、内容もさることながら、絵の表現が上手いですね!母親の、目や髪の毛や線での「毒」の表現がすごい。
子ども達の立場に立つと本当にやり切れないですが、最後の最後に二人の立ち上がり方、生命力に拍手喝采!
そして、個人的には田房永子さんの解説がとても秀逸で、母として自分の胸に刻み込みました。
誰でもありうる事だからこそ考える!
ネタバレ
2024年2月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 子のためにと考え日々必死で悩む普通の親心。そこから色んな要因に左右されながらおかしくなってしまう…このストーリーは、特別この人が悪いから、などではなく親ならば誰しもがなりうることだと思います。子どもに普通に幸せに生きてほしいのに、普通って本当に難しく、不安になってしまうことがたくさんあると思います。
人間、芯のある強い聖者ばかりではないので、気付いて助け合える人が身近にいてくれるのが一番ですが、世の中そうもいかなかったり。
この後、どうやって乗り越えていったのかも気になるところです。この漫画は構成もよくできており、視点を変えながら登場人物一人一人の心理を追うことができ、素晴らしいです。絵の変化にも注目です。表現に思いの強さを感じました。
笑顔で楽しく生きたいね!
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課金すべし
2024年1月27日
インスタで拝見してどうしても気になって課金して読みました。
しろやぎさんの圧倒的画力とストーリー構成に物語に引き込まれました。
設定が私の家族や私に似ていた
ネタバレ
2024年1月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ Xで見かけて気になって購入しました。
自分語りが多くなってしまいますが、私も登場人物であるこうちゃんと同じく未熟児で視力も体も弱く、勉強も運動も出来ない子供でした。
私の親はスマホで情報を得るタイプではないし、私はこうちゃんみたいに勉強しても身に付かず、この漫画の母のようにはなりませんでしたが いろいろと過去と重なるところが多かったです。

読み進めていくと、妹が登場して更に私の家族に似たものを感じました。
私にも妹がいて、言われていたこともしてた事も漫画とそのままでした。
こんなにも似ていてある意味ドキドキしながら読んだ漫画は初めてです
真の毒親
ネタバレ
2023年12月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最後の方にまさかの妹登場にゾッとした。
一人っ子の設定だと思ってたし。
子供のためと思った行動がいつからか歯車が狂った訳では無く初めから狂ってたんだろうね。
子供の為と言いつつ全てに自己中な母親。
子供はまだ小さいから逃げれなかったが大人になったら確実に娘は親を捨てるだろう。
息子はまた引き籠もるだろうとしか思えない後味の悪いストーリーだったな。
この母親では幸せな未来は不可能だもん。

微妙な問題
2024年5月6日
子育てはかまいすぎか、放任主義つまり自由にさせるかのどちらがよいのか?自分たちで考えさせるというのは一見良い感じと思えるが、子どもにそんなに深慮出来る力があるのか?これは永遠の課題ですな。因みにうちはどちらかと言えばかまいすぎ。結果はさほどでもなかったけど、世の中に出てちゃんと仕事しております。
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ん??
2024年6月15日
これ結局誰の話?母親は病んで、父親は肝心なとかで甲斐性なし、兄は操り人形で、妹は小学生にして親を捨てる気満々。
この話に唯一救いがあるとすれば妹ちゃんが現実見えてるって所だけど、それも微妙に万引きとかしてるし、これからバレて泥沼になりそう。最後は妹視点だったけだけで、それまでは妹の存在自体ほぼ触れられない。
なんかニュースで事件起こした人の家庭環境の悪さを読み上げられただけな気分
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作家名: しろやぎ秋吾
ジャンル: 女性マンガ エッセイ
出版社: KADOKAWA