まず作品全体の感想です。
嫌いというより、よく商業誌で連載したなと呆れました。絵は上手ですが、ストーリーが稚拙すぎる。としか思えませんでした。
歌舞伎町の描写をはじめ、生死の表現もホストやキャバ嬢の生き方も、とても表面的にしか読めませんでした。
いつの間にそんな展開があった?
とか、
どうやってそこに辿り着いた?
と前のページを見直したほど、時間の経過や移動が唐突かつ滅裂なシーンが、度々あります。
これらの点だけでもイライラしました。
新撰組を愛好する方は、ムカつくかも。新撰組イメージの表面をなぞらえて描いただけ、という印象を否めません。作者氏は新撰組好きで語りたいのかも知れないですが、だったら描き込んでくれと思いました。
あと、ものすっごく細かいですし個人的な思い入れが強いからですが、リョウ好き&香好きの自分は、モバイルをへし折りたくなるシーンがありました。その引用の仕方はどうよ、と。
何とか耐えて破壊せずに読み終えましたが。
こうした修飾素材は別に、ボーイズバーって着眼点はユニーク、と思いました。そこが無ければ評価0にしたでしょう。