1話だけでも随分面白かったが、4話5話が輪をかけてあらぬ方向に進み、決着方法にも捻りが効いて最後まで普通に終わらなかった。例の人の登場には戸惑ったが、あくまで役に徹しているところが首尾一貫とも、考えられ、それもいいかも、と納得させられた。
試合の勝負、ついておらず挑み続けて…というのはアリなのか?
話の面白さで隠れていたが、一途で純粋に思いを寄せる姿と、ぞんざいな対象に取り繕いもせずに見せる姿、プレゼント選びの好対照などが描かれてなかなかグッとくる。更にどんな些細な会話やエピソードも大事にする彼(?)の、主人公スカーレットに対する接し方は、外見とは別に情の深さが窺い知れて良かった。
それにしても幼児期のこととはいえ、スカーレットの記憶は…
第1話53頁、第2話23頁、第3話34頁、第4割27頁、第5話18頁、第6話45頁。6話完結。