BLなんですが普通のファンタジーものとしても良く出来ていて面白かったです。
乙女ゲームの悪の宰相である主人公のアンドリムが、決められたストーリーである娘と自分の断罪を回避するために画策するお話です。
絵がめちゃくちゃ綺麗で宰相アンドリムの美しいこと!
キレ者で10手先まで読んで、これまで悪として犯してきたら罪、敵、味方、己自身までも清濁併せ持って使えるものは何でも利用し、言葉巧みに周囲を巻き込んで運命を好転させていくのが読んでいてとても気持ちいいです。
本格的なBL展開は2巻からですが、BLなんて忘れるくらい話に引き込まれました。
BLが始まればアンドリムとヨルガ以外のカップリングの行方もとても気になって、続きが気になりすぎて小説に手を出してしまいました。
個人的に男性ボーカルのカンタレラを聴きながら読むのにハマってます。