ネタバレ・感想ありあなたの言葉の杜切れ間を。のレビュー

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素敵…😩
2024年3月16日
Cab vol.90掲載の読み切り短編。
雑誌で読みました。

とっても静かに流れるストーリー。
不思議な設定に惹かれます。
攻め受け確定表現はありませんが、何となくわかる…。良い。
最後の余韻に暫く浸っています😶
ポッカリ月が出ましたら、
2024年3月8日
舟を浮べて出掛けませう。
──中原中也の『湖上』をオマージュされた本作の、なんと静謐なことでしょう。大切なものが消え失せてしまう特異体質を持つ日明くんと、それを厭わず寄り添い続ける瑶くんは、『互い』に『違い』の思い合い方をしていますが、その対比のなんと文学的で美しいことか……けして直接的な肉体の接触や好意が描かれていないにもかかわらず、彼らの視線やセリフの端々から、「ああ、相手を好きなんだなぁ」と感じさせる繊細な描写には脱帽せざるを得ません。
『湖上』の詩も相まって、心にしぃんと沁み入るような、非常に静謐で美しい作品でした。
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作家名: 白鴇
ジャンル: BLマンガ
出版社: 東京漫画社
雑誌: MARBLE COMICS / Cab