ネタバレ・感想あり愛と誠 完全版のレビュー

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名作
2025年4月19日
不朽の名作です。梶原一騎先生の代表作の一つです。
特に、プロローグが秀逸で、読者を惹きつけます。
岩清水君の「君のためなら死ねる」もこのマンガでの名セリフとしてとても有名です。
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祝電コミ化
ネタバレ
2024年6月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ ずいぶん以前にシーモア様に電コミ化リクエストしておりました。まずはシーモア様にお礼申し上げます。


「愛と誠」は、後に「劇画界の金字塔」と評され、併せて「梶原一騎とながやす巧のゴールデンコンビ」の名を不動のものにした両巨匠初のタッグ作品です。

紙媒体は全16巻、シーモア様では現時点で4巻まで電コミ化。

「壬生義士伝」「Dr.クマひげ」等で有名なながやす先生の絵柄は、「愛と誠」の初期は若々しく勢いあるタッチです。
中盤から、更に緻密さと流麗さが加わり、まさに匠の技を見せていただく「至芸」になっていきます。
驚くべきはながやす先生がアシスタントを一切雇わず全てご自身一人で描きあげていること。大ヒット作品を週刊連載でワンオペで描く凄まじさ、本当に感嘆と敬意しかありません。

劇画がまさに劇画だった時代の傑作「愛と誠」。

原作者梶原一騎先生の大時代的ドラマティックな作風は、昭和の劇画の象徴であり牽引者でした。令和の現在読み返すと、当然当時と違う様々な感想が多々出てくると思います。
それをふまえて、あえてお勧めします。

愛と友情、勇気と平和、冒険が主流の現在の人気作品の読み手世代の方に、ぜひ一読していただいて感想を聞いてみたいです。
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