冤罪で追放された王女が辺境伯に嫁いで、幸せになる話しなのですが、いろいろ気になりました。まず第一。辺境伯様、暮らしが貧乏過ぎませんか?庶民みたいな質素な家、質素な服、夕食はパンとスープ。使用人がひとりもおらず、朝から晩まで夫婦で農作業と家事労働。王宮から来た王女様は意外な事に不満も漏らさず適応しますが、傍目から見るとあまりに差があるだろうと不憫過ぎる。辺境伯は実直で働き者、領民思いのいい領主なのですが、面白味に欠ける男ですし。途中、王女祖母からの使いで、騎士が迎えにくるのですが、この騎士と結ばれた方が絶対幸せそう。侍女くらい当然つけてくれ、身の回りの世話をしてもらえ、農作業はもちろん家事労働もなし、妻に対するエスコートや愛の言葉とかも気が利いていそう。贅沢は無理でも奥様然とした生活で、苦労しなさそう。そもそも王女は冤罪なのですが、無実が証明される場面はありません。カラーなので、王女の美肌が色っぽく、それを堪能する作品なのでしょうから、細かい設定は無視していいのでしょうけど、健気な王女の境遇の不憫さが終始気になってしまいました。