鬼神様の歯がとがっているのが、結構気になりますが、それは置いといて…後半ふたりの激しい情交シーンが延々と続きます。
もともとヒロイン(八重)は捨て子で、拾われて育てられた村の為に生贄として捧げられます。鬼神様は気まぐれから、まだ子供の八重を手元に置き一緒に暮らし始めますが、成長するにつれ徐々に惹かれていくというお話し。
鬼神様は人間より寿命が長そうで、どこか達観している風で、同居して10年経っても自身の八重に対する想いを封印したままにいます。八重が鬼神様を優しい父か兄のように慕い、家族として温情を抱いているからです。
その為、村に世話になっていると言う旅人(若い男性)と八重との交流も黙認します。内心では非常に不快に感じているにもかかわらず。均衡が破れるのはそれ以降、八重が一時的にしろ村に帰ろうとしてからです。それから一悶着あって、その後はもう激情に流されるばかり。溺愛シーンが続きます。
鬼神様、人外なだけあって、物凄いです。口調は優しいものの…手を緩めることがありません。ずっと激しいまま、時間の感覚がなくなるくらい、ひたすら続きます。結界で閉ざされたかの様な空間で、ふたりきりの世界です。我慢を重ねてきた鬼神様の満足気で幸せそうな様子が何よりでした。