帝国の孤児の難民から剣の才能を買われ、皇帝にまで上り詰めたダンテ。公園には竜を退治したことを記念した銅像も建てられている。ダンテが亡くなって五百年がたち、ダンテは前世での記憶を持ったまま、ぺスカ公爵家の末娘ヘレナとして転生した。10歳にして人生が退屈が退屈でつまらないと言って両親を慌てさせた。3歳年上の兄レナードの剣術の授業を見学したヘレナは、口ばかりの教師を首にし自分が兄の剣術に責任を持つと宣言する。夏になり公爵邸に皇子のカエサルがやってきて、ヘレナの剣術の弟子は一人増えて二人になった。切磋琢磨して成長していく3人。皇宮に居場所がないカエサルにとって、公爵邸は心の縁となっていく。