平成の時代に闘い、負け残った女兵士。いやぁ、いい味出してます。「すみれ」という名前も微妙で醸してます。
アイドルを夢見て奮闘し、現在はスナックで働く元ヤン30女。これだけでもクズい魅力満載です。こーいう話、大好物です。
紆余曲折あって、再びグラビアで脚光を浴びつつあるようなないような、酒とギャンブルにまみれた日常が綴られています。
主人公のすみれちゃんは救いようのないヤンキークズなのですが、押しに妙に弱くて周りに流されながらも、持ち前のバイタリティと見た目の良さで転がって行きます。現実だと、こういう女性にはダメ男がくっついているのが常ですが、読者のことを思い、つけてません。
絵が絶妙に拙いのも良いですね。