ネタバレ・感想あり劇画の神様~さいとう・たかをと小池一夫の時代~のレビュー

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伊賀和洋先生が更に大好きになりました
2024年12月25日
自伝というのは書いているご本人が良い事だけを描く事が主流だと思うし
今作品もそう
伊賀和洋先生が漫画家・劇画家を志す最初から現在まで描かれていて、その間に出会った人々つまり劇画を描いた作家たちについても活写されている
それらの人々の事はことごとく好人物、大人物として紹介されているのが長所
ちなみに紙の単行本では人物名の読み仮名に誤りが多かったのだが増刷で改訂されていて、電子版も改訂に従っている

伊賀先生が自作について客観的な評価をしている所もちょっとウケるが
おそらく伊賀先生は出会った人達の良い部分のみが見えるお方なのだろうとお見受けする
銃や刀、兵器に関しての描写力や興味は数多くの映画視聴が活きた結果、
美女を描く事が劇画には必要だと諭され美女の絵を磨いていく、
それらの人の助言をそのまま受け入れる度量、これら全てを読み取って更に好きになりました

巻末には同僚で友人のやまさき拓味先生との対談も掲載されている
さいとうたかを、小池一夫、お二人の告別式に参加している事にしんみり
伊賀先生の近作も読まないといけないな
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作家名: 伊賀和洋
出版社: 彩図社