下駄の左の鼻緒が切れ素足で痛そうに歩く正治を見てイサが自分の木綿着物の左袖をちぎり鼻緒にしてあげた
その出会いがふたりの初恋
正治はイサに恋文を渡すが便箋を見てすぐ返された
イサは字が読めなかったのが理由
正治は知る由もなく恋心に届く文才はないから返されたと思い小説家になっても恋愛小説は書かなかった
赤羽の一人娘徳子に花房家次男の實との縁談話が届くが徳子に断って来てと言われたイサは花房家に行き正治と再会するが2人とも初恋相手とは気づかない
ある日、赤羽は女中に折檻や食事抜きは日常茶飯と聞いた正治は赤羽にイサの借金に色をつけ返済の肩代わりをし花房家に上女中として引き取る
仕事は正治の身の回りのお世話
離れでの暮らしは正治とイサの2人
すぐにふたりは恋に落ち出会ってからずっと想ってる初恋相手はこの人だと思い出す
花房家当主に結婚を認められた夜にイサを抱きながら正治が言った「綺麗になったな イサ」
このセリフだけで全巻購入し読んだ価値があった感涙
正治さん貴方の愛がイサをキレイにしたんですよ
7年後に長女の正子を抱っこしてる正治
正治、イサ、正子の3人で出かける描写に感激しました