このレビューはネタバレを含みます▼
月刊連載の時、ちょっとだけ読んだことがあって、結局アレってどういう展開でどう締めたのかとか気になったので買いました。
主人公がまず日本の大会に出て、色々あって日本の代表選抜として世界と戦うって流れとか、途中でこの手の漫画でお約束のおもちゃで世界征服を企む悪の秘密結社が出てきたりと、この手のホビー漫画の王道を進んでる感じしますが、ヨーヨーというホビーは他の物と比べても、あくまで主役はホビーの性能とかデザインとかよりそれを扱う人の技術力である物なので、前半の地区大会はまだしも、だんだん話が進むにつれて、レベルアップしていく技術面の凄さを表現する難しさからか、なんかアクションとかも見ててよく分からない物になってました。
そして、打ち切りだったのか、件の悪の秘密結社もとっても中途半端。お約束の“あの方”みたいな匂わせ発言から最終巻で満を持して出てきた黒幕が、作者の無計画か打ち切りによるやむ無くなのかは分かりませんが、これなら登場させなくても良かったのではと思うくらい杜撰なキャラになってました。
あくまで10代向けの少年漫画として出されたものなのですが、ちょっと子供騙しが過ぎるなぁ、と感じたので、私みたいにちょっと昔読んでた人が読み返す目的であれば買ってみてもいいかも?って感じです