ネタバレ・感想ありVoid: No. Nine -9番目のウツロ‐のレビュー

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プリンタニア・ニッポンのデストピア版
ネタバレ
2024年8月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙に惹かれて2巻まで読了。

初対面の三人組3班が地下坑道から旧世界の物品を回収して行く話。坑道には旧世界の使者というお化け?ロボットが出るので逃げるか自分たちで倒すかしかない。給料は高いが命のリスクもある仕事。回収作業を描写しつつそれぞれの過去の逸話や人物が紹介されていく。

世界観の説明がなく坑道での活動や登場人物の過去エピソードとかを読み進んでいくうちに、読者が自分でこういう世界なんだろうな、と感じ取っていく作品。
プリンタニアニッポンもどこか閉塞感と階級性を感じたが、この作品はあれのデストピア版で荒廃と貧富の格差が前面に出ている。

絵柄が世界観に合っている。絵だけでは男性女性の区別がつきにくいがそれはわざとなのかと思う。

坑道に埋まっているものはなんなのか、旧世界の使者とはなんなのか、E結成とはなんなのか。2巻まではまだまだ起承転結の起の部分でこれからの展開が楽しみな作品。
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作家名: シマ・シンヤ
出版社: KADOKAWA