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クセ強な敵との頭脳戦!
ネタバレ
2024年9月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻分読んだので、感想を書き書き。
893に借金した父親のせいで姉弟共に酷い目にあった過去を持つ主人公・乾(偽名)が、現公安トップからの「如何なる時も思考を巡らせ一手を投じろ」を教訓に893絶許の強強無表情効率ロボ警官に変身。公安入隊試験を突破し、「国の893を内部から侵略し警察が乗っ取るのだ!」をスローガンに、目を付けた組織にしたっぱとして潜入捜査(モグラ)するも、人の表情を読み取る事が大好きな若頭・イザナに早々に気に入られ「好き好きw」と粘着質に絡まれたうえ、「ゲームを攻略するの楽しい」と公安が仕掛けた盗聴器諸々を次々と看破され、モグラの疑いを晴らすべく騙し騙されの手に汗握る息もつかせぬ頭脳戦が開始されるのだった!…な1巻。作者様の前作と作風が変わっていて、はっきりしたキャラのタッチ、細部まで書き込まれた背景は一見の価値有りです。キャラも本当イザナがクセ強すぎなんですが、ビジュアルからして893に見えないうえ、性格も体格も可愛い。でも頭良くて、全身真っ黒無表情長身の乾と真っ白対比がなかなか映えます。今のところ内部工作したらあっさりバレそうになり893なら疑うべきは即斬なところを乾大好きイザナが楽しそうに部下使って証拠集めしてます。目標の乗っ取りまで道は長そうですが、意表をつく作戦でハラハラドキドキ次は何をするのかとても面白いです。続きも引き続き読みたいと思います。
予想外の面白さ!
2024年8月25日
試し読みで「二舎六房の七人」のような受刑者や暴力団目線のヒューマンドラマに近い話だと思ったが、全然予想を裏切ってめちゃ高度な潜入捜査官と若頭の知能戦と心理戦の戦いでした!次の展開が読めないところがまた面白い!どっちの主人公もキャラが濃い者でそこも魅力的だと思う。まだ一巻しか出版してないが、次凄く楽しみだし、長く続けて欲しいと願う!
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作家名: 波場章史
出版社: 講談社