帝国の第二皇女のセザンヌは、輝くばかりの金髪を持つ美女で魔法の才能も飛びぬけていた。それは帝国史上最高レベルを誇る父である皇帝を上回っていた。それで父親は彼女のことをことさらに可愛がっていた。第三皇女のプレタは黒髪に黒い瞳を持つ美少女だったが、生まれた時から「呪われた子」として虐げられて育った。プレタが成長し、彼女の呪いの力を解き放ち、バジリスクを召喚し、世界を破壊しようした時、セザンヌは彼女の前に立ちはだかりプレタをこれまで護ってこなかったこと悔いて許しを請う。
次にセザンヌが目覚めた時、時間は6年過去に遡っていた。そのことを神に感謝して、プレタを愛し大切にすることによって、彼女の呪いを封じ込めようとするセザンヌだった。父親にはプレタを皇女として扱ってほしいと懇願するが、効く耳を持たないのに絶望して、セザンヌはプレタの叔父の隣国の大公と結婚することによって、帝国を出てプレタが幸せになれる道を選択することにする。