そんな乙女系作品じゃないよ!?いい意味で表紙詐欺w
ファンタジー物としてめちゃめちゃめちゃめちゃ面白いです!!魔法が使える人種が使えない人種を奴隷にしてきたという歴史がある世界の話で、国によって法や待遇は変われど現在も差別は無くならない。そんな中王族も通う名門校に差別されてきた民族たちが通うことになった…というところから物語は始まります。
主に持つもの持たざる者という関係性が引き起こす差別と他民族の文化の違いなどに焦点が当たっていて、どんな魔法が~とか能力の強さが~とかは軽く触れられる程度です。その後すぐに起きる事件で世界が抱えている大きな秘密が臭わされることからも、この物語にとって重要なのは魔法の種類や強さなどではないのだと気が付かされます。
キャラ紹介も分かりやすくかつサクサクと進み、開始からすぐに山場を迎える為一話目からかなり満足できます。一話全部主人公の紹介や出会いのPVで終わるなんて目にはあわないので是非まず一話読んで欲しいw
都度入る設定説明のボリュームも適切でストーリー進行を邪魔しないし一度に秘密を出し過ぎない。けどきちんと頭に入ってくる。テンポは速すぎも遅すぎもせず丁度良く、まだ15話だというのに山場を2つ3つ超えてます。絵だけでなく漫画が上手いって感じです。
主人公の女の子は一見賢く明るいフレンドリーな子に見えますが、かなりの秘密や闇が隠されているようでまだまだ先が見えません。確かに恋の描写はありますが、その若者達の青春ぽいコミカル描写すら水面下では異民族交配だの政治の皮算用がされているという…
メインキャラ達も一癖二癖ある人たちばかりです。主人公と同じくまだまだ明かされていないことが多く、色々な伏線が張り巡らされまくる中表面的な性格では測れない過去や秘密の匂わせ、露悪的な一面、そこに若者特有の未熟さ憎めなさが混在した魅力的なキャラクター達ばかりです。
各民族の文化、差別、権力者達の心理的駆け引き、世界の謎…設定がしっかり作りこまれている上絵も見やすくて凄い上手!クローズドサークルな学園ものということもあり進撃の巨人やゲーム・オブ・スローンズのよう…というと流石にまだ盛り過ぎなんですが、冒険ファンタジーとしてかなり期待している作品です!
月刊誌の更新ペースに耐えねばならないのが辛い…もうちょい後になってから存在を知りたかったと思うほどですw