テンポとしては、悪くないのですが
ダイジェストか
パンフレットのような印象です。
やっぱりCMからスタートとしたものだからでしょうか?
良くも悪くも、ご都合主義な
少女漫画ですね
テーマとしては『日本の美しい女性、美しい生き方』をベースに描かれてますが…悪くはなくても『美しく、強く』が描かれているか、感じられているかと言われると…微妙ですね。別の作品になりますが、同じように戦前~中後を強く逞しく生きた女性達を描いた『緋の稜線』に比べて
Flowersのヒロイン達は、やはり少女漫画の住人ですね。
戦前の泥臭さ
戦後の逞しさ、生き延びる、明日へ命を繋げようとするいじらしさ必死さ、女同士故の嫉妬や協力、挫折と復活
遥かに及ばないかなと…説得力に欠けるともうしますか…
おそらくは話数が足りないのかもしれません
文中にやたら『美しい』を強調しない方が、読み手としてはスンナリ読めたかなと思います
ヒロイン達はやたらと強く描かれていますが、泥臭さ人間臭さがないからか
美しいは美しくても、それはお人形の『美しさ』なのかなと感じました。
映画とも微妙に設定が違いますから、映画に行く前の予備知識として見る分には
良いと思います