ネタバレ・感想あり左利きの夜(合本版)のレビュー

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読み進めるほどに意味が深くなっていく
ネタバレ
2025年9月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様買いです。
世に失望した作家の光になる俳優の話…と思って読み進めていたら、
俳優側にとって、その作家の先輩が光で……と思ってさらに読み進めたら……
どれほど眩しい光だったのか、どれほど暗いところからその光に焦がれていたのか、胸が締め付けられました。
そこからのその掬い上げ方がもう、大号泣しながら読ませていただきました。
町田先生の作品大好きです。涙なしには読めないし、余韻もすごいので、出先で読んだりは出来ないですが、
是非じっくり時間をとって読んでいただきたい作品です。
そして願わくば長い夜を乗り越えた2人の夜明けの続編が読みたいです!!
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それぞれの孤独
ネタバレ
2025年1月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全然レビューがないことが不思議。もっとたくさんの人たちに読んでほしい。同じように孤独に支配された2人ながら、一方はその孤独を言い訳に全てを諦め、他方は孤独を受け止めつつしっかり前を向く。そんな対比の描写が印象的でした。1人の世界に閉じこもっていた宇野が、彼を一途な愛情で包み込む津田によって、少しずつ絆されていくところがかわいかったです。欲を言えば、宇野の根深い孤独の原因があまり伝わらず、彼がなぜそこまで追い詰められているのかわかりませんでした。もう少し掘り下げてほしかったです。
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作家名: 町田響
ジャンル: BLマンガ
出版社: eBookJapan Plus
雑誌: BLfranc