ネタバレ・感想ありVarianteのレビュー

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ネタバレ含む
2010年10月2日
全話読んだので感想を変更致しました。
この作品は単行本全4巻の話で、以下感想に多少のネタバレを含みます。

作品は事件を担当する調査員"須藤"が連絡をうける。被害者である"宝生アイコ"が遺体処置室で息を吹き返した、目覚めたアイコは自分が何故この場所にいるか分からず記憶を辿り、自分の左腕に巻かれた包帯を解くと少女に似つかわしくない異形な腕に変わっていたとゆう衝撃から始まります。
損傷のひどかった"左腕"は再生していた。
知らない場所、知らない人、混乱すのアイコの前に現れたバケモノ。恐怖に怯え甦る記憶。
向かって来るバケモノに殺されると思ったその時、アイコの異形した左腕は変異した―。
事件によって自分の世界が大きくかわってしまった少女はあまりに残酷すぎる運命に翻弄され、少女の前に現れる様々なや人々やバケモノ。


ここからは個人の感想(ネタバレ)。
読み終えて、これで良かったんだと思う作品でした。
と言うとは作中でアイコの残酷な運命に救いはあるのか?と疑問に思うこともありました。その疑問はアイコ左腕の謎に隠されていたと感じます。
異形した左腕の正体は衝撃でした。
結局、救われたか否かは読者それぞれの判断でしょう。
やはり私は最後まで読んで読んで良かったと思った。
4巻の終盤辺りで何とも言い様のない、何と言えばいいか…苦しいとも悲しいとも違う感情が込み上げた。

4巻で終わらせるのは勿体なかったかな?と思うくらい途中少しあれ?と思う所がありました。
しかし、私はこの作品が好きです。
絵もきれいなので読みやすいですし、話も好きでだったので、サイトで読んでから単行本も買いに行ったのは初めてでした。

作中にはグロテクスな場面もあります、苦手な方はご注意下さい。
そして少しでも気になっている方は読んでみてはいかがですか?オススメします。
あくまでも個人の意見です。
悪くないが…
2012年2月9日
救命目的の医療研究施設が人体兵器開発組織に成り代わり(乗っ取られ、かな)一般人が散々な目に遭う中で自己の存在意義を見出だす。という、ラノベも含め古今東西の巨匠があっちこっちで多様な方法で描いている、古典的なテーマの作品ですね。使い古されたテーマとも、普遍的テーマとも言えるでしょう。個人的には好きなジャンルです。

本作品はグロテスクなシーンですら画がきれいで展開が分かり易い反面、台詞にもキャラ設定にも深みが足らないと感じました。枝葉末節だけを丁寧に描いている、という印象を拭えません。
だから展開が遅く感じられるし、キャラの魅力が標準的な事も手伝い、ファンタジーと現実的な話の兼ね合いが展開を拙くさせ作品を中途半端にし、読者が厭きてしまうのでは?素晴らしい画力が勿体ないと思いました。

例えば、強烈な灰汁のキャラを早い段階で投入するとか、主キャラの設定を明らかにするタイミングをずらし、読者が続きを待ちきれない工夫をすれば長編になるだろうに…ああ、勿体ない。と、思います。
まぁまぁ
2011年6月4日
なんだか見覚えがある絵だと思ったら、BLを描かれていた"くおん摩緒"さんの別名なのですね。
確かにテンポは遅いし続きは特に気にならない…ありがちというか。
おすすめしたいほどではないです。
微妙…
2010年11月1日
レビューが高評価だったので買ってみましたが、個人的にはあまり好きではありませんでした。

話がダラダラと続いてる様に思えてしまったのと、「続きが気になる!」とあまり思えない。
主人公の葛藤が描かれるのはいいのですが、いつまでも堂々巡りな様な気がしてしまいます。
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