ネタバレ・感想あり~忍びの里奇譚~桃尻忍者は男の娘のレビュー

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2010年発表の衝撃作
2025年6月16日
過去作『エロ忍者 桃尻忍法帳』を改題した新装版です。
吉池先生の現代版忍者シリーズが大好きで、値引きの機会に『雌伏の忍者(元タイトルは「彼と任務とセッ クスと」…そりゃ改題を迫られるよね)』と併せて即購入。男の娘ジャンルの先駆的な作品なのではないかと。

下忍のはっちょりと里の御曹司れんげ様。主従関係ということもあり、物語中盤からのロミジュリ展開が涙を誘います。
しもべの攻めはヘタレ気味で、受けは房中術のようなものを操る魔性のツンデレ男の娘。一見エチエチでコミカルな本作ですが、哀愁あってのおもしろさでもあり…絵柄とギャグでなんとかごまかされてはいても、SM、暴力、陵 辱、お稚児要素もふんだんに含まれている、なんでも許せる方向けの作品といえるかもしれません。
忍者というとかっこいいイメージが先行しますが、ぶっちゃけてしまえば暗殺集団にほかならないですからね…甘い世界ではないのだな、と暗に示されているからこそ物語に深みが増すのだと思います。

修正は白光ですが汁気は多め。
深いことを考えずエロを楽しみたくて読み始めたのに、なぜこんなにも胸が締め付けられるのか…なんとも不思議な作品なのです。
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