このレビューはネタバレを含みます▼
最終巻を読みました
グレイシアの回想
ついに夢の大舞台を目の前に母は亡くなった。楽団のトップシンガーにならないと立てない公演。これまで育児よりも自分の夢を追い続けて掴み取った栄光。これを機に楽団を辞め、私との時間を楽しみにしていた母だった。
私は母の愛も十分に知らない…すると、いつの間にか母の代わりのような、自分の分身のようなエルドが誕生した。シャルロットは私というパートナーの喜び、ためになることが自身の生きる喜びのように伝えてくる。
でも、私は違う。私は貴方に自分の人生を生きてほしい。伝え方も折り合い方もよく分からない…。もしかしたら周りは冷たいやつだと思うかもしれない。
でも私は…それぞれ自立して自分のための人生を生きる覚悟の一歩だと思いたい。
勝手な妄想です。終わり方が何だか寂しくて…