ケイトリンが父親や継母にいじめられて孤立していることを、リノもラッキーも知っていた。なのに彼女を擁護する人がいないなんてどういうこと?!読みながら怒りで「ケイトリン!財産なんかくれてやって、さっさと牧場を出ましょう」と言いたくてイライラしました。川に溺れた子供をケイトリンが助けた後リノの告白を突っぱねたケイトリンには拍手ものでした。全体を通して展開はよろしい。けれども場面の重複(弟との回想シーンなどは1回でよい)や絵や背景の雑さが気になりました。特に劇的な場面での訴えるような表情が乏しい。キャラそのものは魅力的なだけに残念。-それでも、誤解が解けてハッピーエンドで喜ばしい事ですが、憎しみあっていた期間の長さや、愛していても信じられなかったそのわだかまりもとけて結ばれるには時間が必要です。だからエンディングは”いつかそのときがきたら、あなたと一緒に生きていきたいー。”くらいで終わった方が良かった気がします。あと、登場人物の誰1人としてケイトリンに謝罪していないのだけど(怒)