ネタバレ・感想あり楽園をめざしてのレビュー

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これは苦しむ人への掲示…
2025年4月1日
立ち読み増量で拝読。突然の連絡で知る「弟の死」。弟の奥さんと生まれて間もない幼子…ほとんど交流のなかった兄が共に暮らすことを提案し、家事全般をこなしていた売れない芸人の弟の役割を兄が担おうとするが…。
悲しい時でも、辛い時、苦しい時でも、お腹が空く、空いているはず…弟の奥さんに無理やり口に入れられたおにぎりを兄が泣きながら食べるシーンを見て通じることも…。一人では耐えられないことも…三人が寄り添うことで少しでも、少しずつでも前に進んでいくことを願っています。そう願いながらも...苦しくても誰かが傍にいる、無垢な幼子がいる、寄り添える関係、環境、…少し羨ましくも思ってしまいました。…この作品に出会えて良かったです。
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作家名: ふみふみこ
出版社: 講談社