国政はお兄さんに任せて王家でグータラしていたから追放されちゃったの? 追放が決まってからの主人公は諦めもいいし、何も持たずに出て行くし、王家のグータラ生活に魅力を感じていたわけではなさそう。チートの魔法を追放後に活用し始めたので、スローライフ出来る算段があれば王家だろうが追放だろうが何でもいいみたい。この作品の主人公の中ではスローライフとグータラライフがごっちゃになっていそうだけど、お金やチートのあるスローライフはグータラライフと言っても遜色ないのかもしれない……。食糧難について考えてみたり、世間知らずながらも根が善人っぽいし、食べたいものがあれば魔力と時間をかける主人公なので、根っからの怠け者というわけではなさそう。とにかく安心して休みたい現代人の叫びが彼の姿に投影されているのかも……。