最初、読み終わった時は子供をもってからわかった事って、「どういうことだ?」と、おもったけど、。
お父さんは、もともと男を好きな人だったけど、自分の父(お爺さん)に期待された事を、自分を押し殺し全うしようとした。(家を継ぎ、妻を娶り、子供を作って孫の顔を見せた)
だが震災で心が折れてしまった時に押し殺していたものが溢れ、奥さんに、男の愛人という癒し得る事を お願いする代わりに、奥さんが諦めた物を 用意する誓いを立てる。
また 愛人を作っても、家庭は捨てない(2人を見捨てない)事も、やってきた。
普段、家にいない妻の代わりに、息子に愛情も注ぎ、父親を全うしていた。(その上でKAJIを継がせない、縛られないように、配慮していたという父の愛も知り)
親の離婚を含め 全てに蹴りがつき、5年の歳月が流れ、自身に子供が出来、色々考える時間ができたんだろうな。
このまま自分の父を、息子の我欲でしばりつけ、孤独で居させてよいものかと…。(梶さん 時折、寂しそうな顔して笑ってそうだし)
そう 思い直したから、再会させたのかなぁと。。
深いBLだ。
フケ専て、何かしら父親コンプレックスとか、良くも悪くも思い入れがあって、そうなってるのが多いような気がする。