原作の小説に比べて、主人公のジルが格段にかわいくなっているのが今作コミカライズの特徴かもです。
小説のほうのジルはもう少しがさつで、少年らしいというかちょっとザラザラした印象があります。
一人称小説なので心の声が明け透けなのもある。
コミックのジルは同じ台詞でも、優しく愛おしく、どこか奥ゆかしさというか柔らかなヒロイン感があり、惹かれていくライアの気持ちにも説得力がありました。
小説のあっけらかんとしたジルもかわいいですが、切ない虐げられ主人公(能力高い系)が認められ愛される展開の満たされ感はコミックの方がおすすめです。