タイトルの「天女様」に相応しくないダークな展開。
絵はあまり綺麗でも無く、上手でもありませんが、とにかく続きが気になってしまう内容。家族という密でありながら避けられない縁と絆に翻弄される不気味でありながら愛を感じる作者の伊奈子さんならではの作品です。
支配というぎゃくたいを虐げていた母が突然の失踪。妻を愛する夫と幼い妹は母を求め、思い出を美化。姉と主人公は毒母の居ない生活を立て直し、やっとの思いで家族を守る。そこへ記憶喪失になり綺麗になった母が帰ってきて。。。!?
この家族が今後どうなるか、見届けたい気持ちになります。始終続く薄気味悪さは伊奈子さんにしか描かれない。
エロもキュンも無い、ひたすら感情を揺さぶられる作品。
ドラマ化したら人気出そう。お母さん役は新境地の北川景子さんにやってもらいたいな〜。演技力ある人の方がいいかな〜。狂気をはらんだ宮沢りえさんでもいいな!