映画化&3巻無料につられ、結局38巻大人買いです☆
ちょっと前の新宿歌舞伎町を舞台に、夜の世界で渦巻く社会の暗部を、スカウトマン白鳥タツヒコの目を通して描いた長編コミック。何せ長いので、最初はスカウト同士のイザコザ、こーゆー漫画じゃ鉄板(笑)893さん抗争なども展開して、まー、主人公よく生き延びてるわ~。。。と思いました💦
最初のプロットを延長するために、色々キャラ増やしたり事件増やしたりしたのかな?と勘ぐり、中弛み?と感じたりもしましたが、いやいや❗1巻から丁寧に、綿密に張り巡らされた伏線が、ラストまでキッチリ効果的に使われ、作者様のストーリー・テーラーとしての手腕に脱帽です‼ 大人なもので、若干、ホンマの893相手はココまで甘く無い… と思っちゃいましたが、とにかく、38巻引っ張って、ラストの〆まで持ってく力量はサスガですね!! 個人的に、せっかく『スカウト』という特殊な職業をモチーフにしたのだから、もうちょっと歌舞伎町でのお話を掘り下げて描いて頂きたかったかも(途中からVシネか火サスのように… )
キャラ的には、タツヒコが雛鳥の刷り込みのようにイチズに慕う真虎さん、この方、本当にセツナイですね。
人間は、失ったモノに執着し過ぎると、ソコで時が止まり『死』に囚われます。 産まれてから1瞬1秒1日と、変遷しながら死へと近づいてゆくのが、生ある万物の宿命。その自然な変化を頑なに拒否するほど、愛が深かった… というコトでしょうか?☆
ラスト38巻のどんでん返しは映画のようにドラマティックで、圧巻でした♦
何にせよ、長かったですが、読み応え十分❗面白かったです✋🙂