ナチュラルクズなイケメン×めちゃかわ犬顔筋肉です。まず、絵が上手い。受けも攻めもお顔が可愛い。ギャグも最高。自分のチンと会話すな。エロシーンもどエロい。
しかし、これらの素晴らしい要素を上回るほど、攻めのクズっぷりにイライラします。
受けは男運がなく、今まで自己中なタチに振り回されてきた…という設定なのですが、いや、また同じ系統に捕まっとるやん。これだけ犬顔でかわいくて、筋肉むちむちで自我よわよわだったら、そりゃDVクソ野郎も寄ってくるよね。
この攻め、表向きは爽やかイケメンなのですが、ベッドでは豹変してキチクになります。それも、「受けが望んでるから」ではなく、「攻め(自分)がそうしたいから」という、ものすごく自己中で一方的なプレイ。立場の差を利用して無理やりやったり、酔って寝てる受けの尻にオモチャ入れまくったり、やりたい放題です。事前に決めといたセーフワードを破る攻め、初めて見た。しかも、それをなんとも思ってないサイコ攻めなら「そういう価値観なのね」ということでまだ納得?できるのですが、この攻めは翌朝になって「悪かったな」と反省するのがまたタチが悪い。自覚あるのかよ!しかし全く治す気はなく、同じ展開を繰り返します。
攻めは受けの好意に気付いているので「俺のことが好きなんだから、気持ち良ければ何をしてもいいだろ?」という侮りが透けて見える。関係性にリスペクトがない。それに対して、受けも拒否したり怒ったりせず、なあなあに受け入れ続けます。顔が良くてチンがでかければ、なんでもいいのでしょうか。せっかくのどエロなベッドシーンも、なんかモヤモヤして楽しみ切れません。しかしセーフワード破りは、さすがの流され受けもピキッてたので、これを機に関係が見直されるといいけど…。今後の二人の関係性次第で購入を継続するか考えます。受けが攻めを一度ちゃんと振って、攻めが本気で改心するならいいけど、このままダラダラ流されックスを続けるなら離脱するかも…。
ちなみにこの作品が気に入った方は「フルボリューム!〜マイクなしでも聞こえる〜」もおすすめです。攻めの知人の弁護士がキツネなところ丸かぶりだし、こちらの攻めの方が受けに敬意を払ってて好感が持てます。
そして、この作品のクズ攻めが気に入った方は、「3月15日に気をつけよ」がおすすめです。なんだかんだいって、クズ攻めってクセになるんですよね。