表紙に描かれている豊満な女性は歌のおねえさんとして活躍し
CDをリリースして売れていた過去を持つ、かのんという名前の女性
カラオケ店に勤務する苦学生の司を気に入って彼のために歌うようになる
かのんおねえさんは今は劣悪な職場環境で上司にいびられながら働いている事で苦しんでおり
カラオケで歌う事でかつての思い出を振り返っている
司は18歳とまだ若くおねえさんは一緒にお歌をした子供たちに対するように司に接する、だけではなく
少々刺激的な装いに出る事もある
司は奨学金返済を目指しカラオケ店での勤務を増やす事で
かのんと個室で出会う事が増えていく
かのんは職場での苦しみを個室で解消し
司はかのんの事を危なっかしく思いながら段々と親しくなっていってしまう
司を気にかけているカラオケ店長は女性であり彼女も司を飼い犬のようだからと扱いながらも
司にスキンシップも行うかのんを警戒するようになる
司は理系の大学の学業とアルバイトで疲れがたまり
かのんは職場の上司にハラスメントを受け
店長もまたカラオケ店の本部の上司がすぐに怒鳴るような人物なので苦しんでいる
かのんおねえさんのコスプレや豊満な体を眺めたりする楽しさと
かのん達が抱える苦しみをどうやって解消していくかという苦い描写が並行して描かれるユーモアとペーソスのある漫画である
やもり四季。先生の絵は本編もとてもよろしいので今後の連載も読んでいきたい