ネタバレ・感想ありこじらせ魔女ディエルダの憂鬱のレビュー

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何の気なしに読んだら佳作である好例
2025年7月30日
各誌で様々な連載している九段そごう先生の読み切り

この漫画はジャンルはラブコメ、作中に嫌な描写は何も無いから安心して読める
領地を治める若き領主であるフィルツという男性と、彼を補佐する役職に在る幼馴染の二人ディエルダとバド
この三人で進んでいる
ディエルダは女性として美しくまた豊満な体になっておりそして劇中明らかにフィルツに対し異性としての好意を抱くようになっている
またフィルツも、ディエルダに対しそれまで知らなかった気持ちを抱きつつあるようである
劇中では魔女が忌み嫌われる存在であり、フィルツは魔女を取り締まる役割を担っているのだが、よりによってディエルダが魔女を思わせるような振る舞いや装いをして彼の前に現れるのだ
また、その豊満な体を彼にだけ分かるようにアピールしてもくる
魔女は時に権力者を魅了したというからそういう意味では魔性の女であるといえる
フィルツは未だ恋愛感情を知らぬようで、自分の中の悶える気持ちからかディエルダを魔性の女、ではなく当時の犯罪者の魔女として扱いそうになるのだが
そこで二人の共通の幼馴染であるバドが助け舟を出して彼と彼女の気持ちが分かり易くなるようにしているのが「使える相棒」なので小気味いい

読み切りなのにここまで語るのも自分くらいしか居ないだろうが是非ともこの続きが読みたいなと感じる佳作だった
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作家名: 九段そごう
出版社: viviON
雑誌: comipo comics