顔も知らない人と結婚するのも普通の時代、それでも両親が仲睦まじければ娘は結婚に憧れた。このお話ではあえてお見合い写真を嫌悪感あるものにしていてひどい時代のように描いているが、これは母親の悪意であり、時代や見合いが悪いわけではない。この時代の女性は家電なしの料理、裁縫、掃除洗濯、家計(良い家ではお茶やお花に書)などを花嫁修業として身につけており、今の時代の専業主婦とは大きく技能が違う。メイド付きの海外暮らしで花嫁修業をしていない娘を母親が嘆くのも一理はあり、女中がいる家との縁談なのだろう。自由恋愛したとして、相手が日本人なら、まったく花嫁修業していない娘だとは思ってもなく後悔されるか、義母とうまくいかないだろう。外国人と恋をするお話なのかな…