戦争を知っている世代が年々少なくなっていく今、当時を生きた人々の想い、強く願った想いが叶わなかったこと、辛い、哀しい、という一言では片付けられない激動の時代であったのだということ、この漫画を読んでとても考えさせられました。
便利や進化が当たり前の時代である今を生きる我々こそ、戦争という歴史があり、多くの方々の犠牲を伴った事実の上に、今が成り立っているのだ、ということを決して忘れてはいけないと思います。
漫画のように綺麗に描かれていることばかりではなかったはずです。
思想は操られ、何が正しいのかという判断もつかなくなり、命が道具のように扱われ、人を変えてしまった戦争。
今を生きる私たちが正しく人の心を持って生きていくためにも、この漫画と出会えて読了させていただけたこと、心から感謝の思いです。
こういった漫画がもっと広まり、教科書だけでは感じることの出来ない当時の想いを、若い世代の人たちが感じられるきっかけになったらいいなと心から願います。