よしとら先生の漫画はエグゼ掲載時も魅力的だったのでこうして比較的速く2冊目の単行本が出たのが嬉しい
何せ丸々1作が描き下ろされている
先生はエロ漫画を描く事が大好きなんだろうな
女性だけでなく男性も美形な上に女性器や乳首の作画が緻密で迫力すら感じる
クんニリングスやクりトリスを弄る場面が有難い
2025年のエロ漫画では特筆すべき一冊だ
ちなみに今年はこの特筆すべき単行本が何冊も挙げられる
絵については大満足なんであるも、連載で読んでいて引っかかった所があった
作者は展開に迷っているのかと感じた話が有った
書名にもなっている八羊澤あやめに関してである
あやめは最初から最後までどうしようもない色情狂だと思った
子持ちの既婚者と不倫していながら人前で堂々とキスをしていて、そのすぐ後に不倫相手が離婚するつもりが無いから別れられたと大声で喚いているのが厳しい
これつまりあやめの方から獅子渡部長を嫌いになったんじゃないのだな
そしてあやめの痴話を聞いてやっている牛丸義隆が彼女と別れたと聞かされると、その夜には彼と部屋でセックすしている
セックすの後はそのまま彼女のつもりで接している
もともと義隆の事が好きだったのが彼女持ちだから諦めていたという
そうか、この女はセックすの相性だけで男との関係を決めているんだと気付く
セックすの時は最初以外はずっと膣内射 精させているし社内で自分からセックすをねだって自分の危機を招いている
この連載の危機は全てあやめが自分の行動で招いている
そして作者が迷ったのはこの後の展開で
あやめは数日間セックすしていないだけで堪えられなくなっていき、部長と再び関係を持とうか逡巡する
実際には耐え抜いて不倫せず義隆と激しくセックするのだが、だったらこの展開まるごと要らなくないか
あやめは相談してすらいないのに義隆は彼女を叱ったり腹を立てすらしないで理解のある彼であるのだ
この分だと将来的に義隆と破局するだろうな、また不倫するんだろうなと実感を伴って嘆息する
エロ漫画はフィクションであって、エロければそれが至高なんだから不満が有るのではないのです
フィクションのキャラクターなんだけど「あやめはどうしようもない色情狂だからセックすで人生をしくじるのだろう」と妄想する次第であります
もし女性向けレーベルで出したらどういう感想が集まるのか個人的に興味深いな