このレビューはネタバレを含みます▼
品行方正な生徒会長、でも実は闇を抱える青くん。そんな青くんが奇行に走るのを心配する幼馴染みのヒロ。ヒロの前だけでおかしな行動や哲学的?というか独特な発言で、ヒロを考えさせます。ヒロくんの性格が明るくてちょっとやんちゃなところもあるから読んでいて苦しくはならない。でも、青くんのひねくれた考えも生い立ちが絡んでいて、こんがらがった青くんの気持ちを思うと胸が痛い。そんな、微妙なバランスの中での生活が続くなかて、キーポイントとなるアイテムセーラー服が出てきます。なんで、男子高校生からもらうのか、というか持っているのか…爛れてんのかどーなってんだと、色々考えちゃいましたが、それは置いといて…。それをお気に召した青くんが違う人格でも手に入れたようになって、えっちぃことも仕掛けてくる。ヒロは何をしても受け止めてくれるという安心感があるのか、他の感情なのか…。ヒロにも言えることで、青くんを心配しているのは幼馴染みだからだけなのか…。青くんが高校だけど大人びた発言でドキッとする。ヒロの本心を考えて不安になって、逆に突き放したところをヒロが男前に告白するのは、ヒロに乾杯、惚れるね。手慣れた感じのヒロにジェラってるところや小悪魔的な青くんはかわいい。生意気な発言はずっとあるけどwあと、この作品で1番印象的なのは、青くんの目かな。目の表現で青くんの心情が表現されていて、ゾッとするところやキュンとするところなどあり読んでいてひきこまれました。そして、セッは致していますが、そんなに接写はないです。でも、やり取りや表情、雰囲気がよくていいですなー。1巻で完結しているので、やや駆け足で話は進みますが、もたつかずダレることもなくてよかった。とても好きなストーリーだったし読んでよかったと感じる作品でした。修正は白抜き。