ネタバレ・感想ありモリのアサガオのレビュー

(3.9) 7件
(5)
4件
(4)
1件
(3)
0件
(2)
1件
(1)
1件

【販売終了のお知らせ】

本作品は諸般の事情により販売終了させていただくこととなりました。ご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします。

深い話です。
2016年1月17日
とりあえず1巻だけ読みました。
あまり上手ではない画が、ストーリーの重さや不気味さをいい意味で引き立たせているように感じました。
このマンガを読まなかったら、死刑囚がどのように過ごしているのかなんて考える事はなかったと思います。正直、本当にこのように過ごしているのなら、自分が被害者家族の立場だったら許せません。
1巻しか読んでいませんが本当に考えさせられるお話でした。
いいね
0件
あまり取り上げられない死刑囚の生活
2015年1月14日
私たちが知ることのない死刑囚の生活..
どのような罪を犯し、どのような人物で、どのように毎日を過ごしているのか。
父親のコネで入ったと言われる新人刑務官の主人公に数多くの葛藤と試練があり、それと同時に成長していくストーリー。
主人公が憧れをもつ同じ年、同じ月、そしてチームは違うが同じ野球チームに入っていた、復讐鬼の死刑囚。
色んなストーリーが含まれていてこれからどのように絡んで行くかが気になります(*^^*)!
新人ということで刑務所での驚きや葛藤などすごく主人公に感情移入するところがあります。
刑務官というしんどくても周りに相談できない、話せないお仕事は大変だなと思いました。
深い
2012年4月28日
絵柄はあまり好みではなかったけれど、本当に深く考えさせられる話でした。
先が読みたくて、途中から最後まで飛ばして読んだので中盤の内容はわかりませんが…

死刑囚と刑務官の関係を考えさせられ、死刑について少し見方が変わりました。
死刑とは何か
2010年10月17日
絵は正直かなり苦手だったのですが題材に興味があって、試しに一話読んでみたのですが・・・
続きが気になってあっという間に142話読破してしまいました。
面白かったです。


「死刑とは何か?」という重いテーマを、新人刑務官『及川』と先輩刑務官、被害者遺族、そして死刑囚の交流を通じて深く掘り下げていく・・・といった内容の作品です。



死刑という重い現実と、被害者遺族の思い、そして次々に露わになる死刑制度の不条理さと矛盾に主人公が傷つき絶望しズタボロになりながらも、人間として本当に大切なことを見失わずに成長していく過程と、
最後に彼が辿り着いた死刑への「答え」が個人的に非常に共感できるものだったので、全体的にとても重い話ですが読後感は清々しく感動できるものでした。

途中やや強引な設定や無謀な展開も時々ありましたが、それを差し引いても私は本当に読んで良かったと思います❗✨



冒頭にもありますが、主人公・及川の憧れだった復讐鬼『渡瀬』との出会いから、すれ違い、一度は彼を軽蔑し、そして真実を知り、深く心を通わせて親友となったあと、及川自身の手で彼を処刑するシーンは思わず涙がこぼれました。

ネタバレになるので詳しい描写は避けますが、決して許されない罪を犯した死刑囚達が抵抗し、わめき、そして最後の最後に悔い改め処刑されていく様も非常に胸を打ちます。

被害者、加害者、刑務官・・・・死刑に関わる全ての人の気持ちを考えさせられる、深い作品だと思いました。



絵柄、テーマ共に苦手な人も多いと思いますが、できれば沢山の人に読んで欲しいです。
試し読みで興味が持てた人はドカンとパックがおすすめです❗
人の抹消と人の傷
2013年4月26日
このような友情が芽生え、 良い結果なのか、悪い結果なのか、 答え難いのが正直な感想です。

物語は、私はとても読んで良かったと思ってます。 ただ、死刑が良いのか悪いのかも、分かりません。 テロップやニュースで死刑執行と出たりすると、モリアサ読んだせいか、気になります。 いくら凶悪犯だとしても人間の情を持ち、最後を迎えてほしいと思いました。 人は、正当化する部分も多くあるもので法務省会見みていても正当化されてます。 でも、会見みてると、国家で人を葬ってしまう事の重要性と言うか、抹消することについて、決まった事柄だからやる。と言う重みがなく感じます。
本当に、大切なことは、なんなのか。
主人公のような人ばかりが、揃ってるワケではないでしょうし、死刑宣告された人も様々とは思いますが、薄っぺらい政権下の中、抹消されていき、被害者の傷は癒えるのでしょうか?
残された人のほうが、いつまでも生きてる限り記憶に残ります。
絵は嫌いでも、
2017年1月14日
内容は考え深く、集中して読んでしまいました。
犯罪者への考え、刑務所の出来事など、少し垣間見れます
いいね
0件
質の悪いプロパガンダに苦笑い
ネタバレ
2019年1月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読んでいる内に膨れ上がる呆れ感w
無料お試しで読んでいたが、思想誘導が酷すぎて切り。
こういう、人の数だけ答えがあるようなテーマは作者の力量がわかりやすく出るものだ。

おそらくこの人は死刑反対派で、何とかして他者を洗脳したいんだろうなーとうすら寒く思ってしまうし、
「今一度考えるきっかけを」って事なら表現が偏りすぎている。
(まあ現実で「考えるきっかけを~」なんて言う奴は大概、既に決定済の手前の答を他人に同調させようとしてるものだが)
完全ビジネスで話題性目的とも思いにくい。

「死刑囚だって反省してるんですよーこんな良いところがあるんですよー根性悪く思えてもこーんな深い事情があるんですよー」が頁の8割を占めており、
死刑囚のろくでもなさや被害者の苦痛は2割くらい。
主人公の同僚も、
・良い人→死刑反対寄り
・わかりやすい嫌われキャラ→死刑賛成派
と描かれていて、偏りが酷い。
しかも死刑賛成派のキャラは「(死刑囚に対して)チッ俺が殺したかったのに~ニヤニヤ」みたいな描写。
日本は死刑賛成派が8割超との調査結果があるが、その8割の多くはこんな考え方をしていないだろう。

また、仮に死刑囚が心から反省したところで被害者にとってはどうでもよい事だとも思うが、
この本によると死刑囚の償いは「仏の絵を書く事」「被害者の家の模型を作る事」らしいw
(念の為書き添えると、肝心の「償い」の描写があまりにもお粗末という皮肉である)

理不尽に人命を奪ってもその程度で償いになるのだから、
この作品世界では人殺し自体が大した問題でもないのだろう。
いいね
0件
レビューをシェアしよう!
作家名: 郷田マモラ
出版社: 双葉社