このレビューはネタバレを含みます▼
ちょうど職場でハラスメント研修があって、悪気がなくて、してしまいそうな言動もハラスメントに該当するのだと知ったその日に、タイトルだけで大笑いしてポチった本作。
先生の作品にほかのBL作品にはない魅力を感じている身として、何に引き付けられるのか考えつつ読んでみました。
ある日、ハラスメント対策室長土屋に呼び出された、人事部長荒木。
真面目そうな、眼鏡の中年メンズたち…が、この荒木、2人きりになると、荒木をほめたり、下げたりしつつ、妖艶さを増して、荒木に迫ってきて…?と、何を考えているのか分からない土屋に、荒木と一緒に翻弄されてしまうんです、我々読者も。
荒木をハラスメント野郎にしたいのか、はたまた救いたいのか。考える間もなくどんどんドスケベな展開になっていくので、「あんなに真面目そうだった土屋が…!」と真面目とエロのギャップにやられた頃、今度はその土屋が自分の素直な気持ちを話し始めて…、と、エロから急転直下な純情に意表を突かれて、土屋の本心を知りたくて最後まで読み進めてしまう作りになっているのが、もうりーるー先生らしいのです。
タイトルの「おじハラ」は、おじさんが「おじさんらしさ」の固定観念で振る舞い、結果として相手を傷付けてしまうエイジングハラスメントを指す言葉なのだそうで、先生、キャッチーな言葉使うのがうまい。
そして、やっぱりほかのBL作品とは何かが違う…一体なにが?と考えているとき、りーるー先生が男性作家だと知って、腑に落ちたんです。
りーるー先生の作品、攻め視点の作品が多い。男性がみてグッとくる受けとは何かを追い求めている気がするんです。
これまで、受け視点で読んで、受けに感情移入して攻めにキュンキュンしてきたことが多かったけれど、攻め視点で受けを見るのが新鮮なのかもしれないな、と自分が成長したのか、単にスケベになったのか(笑)分からないけれど、グッとくる作品に変化があることに気付いたのが新鮮で、面白かった💡総27頁