一巻読了。
内容は最近多くなった物語の悪役に転生したパターン。
本作の特徴としてはまず漫画家の画力が卓越しており、主人公の悪い笑顔や細かい手や視線の描写、魔物との戦いのシーンでの全身の動きやカット割りが実にうまい。素直に主人公が格好いいと思いながら読み進めることができる。
また、217ページあたりのパンケーキ連呼にはこれギャグマンガだったのか? と笑いだしてしまいそうになった。緩急が実にうまい。
ストーリー的には一巻の中で主人公やその部下たちの活躍や互いの交流、ありがちだが現代料理技術など、キャラクターの見せ場や作品の方向性はしっかりとわかる。変にハーレム要素がないのもポイント高い。
総じて、極端に目立つ作品ではないが、幅広い客層に「まあまあ面白かった」と満足してもらえるだろう完成度を有した良作と言える。
この先どうストーリーを展開させていくのかはわからないが、一巻段階では期待込みで★5を付けてよいと思う。