設定は よくある血は繋がってない姉弟の恋愛もんなんだけど、画が そうしてるのか、なんだかわからないけれど、危機感が余りない。お姉ちゃん、ちょっと 悩むんだけど、年上だしね、でも、それも ちょっとの間だけで。他の義理姉弟の恋愛もんと 決定的に違うのは、両親が 特に 母親が 理解していて、好意的で、それで 父親も 妥協するところかな。その状況が かなり 早めの段階で 登場するから 安心して 読めるのかな。私も いつも 思ってました、父親と母親が 好き同志なら 子供たちも そうなる確率 多いんじゃ?なんてね。そして、親の事情で いっしょになったのなら、そういう事も起きるかも?ってね。それを 見事に 言ってくれましたね、お母さん。それから 最後の終わり方、長編じゃないので、あーいう終わり方もアリ!だと思いました。長編だと 山あり谷ありの後で ハッピーになるなら、やはり しっかりした、例えば、ウエディングとか ベイビー誕生とか 将来をちょっと覗いてみたくなるけれど、たった1冊の数話で、両親との間に揉め事もなかったんだし、ただ ただ ハッピーな雰囲気なエンディングでよかったと思います。エロさは ふつー。独特なタッチの画なんで 好きか嫌いかに 分かれそうだけど、私は、弟ちゃんが でっかいのに たまに 見せる 子犬系の顔とか ツボでした。