言わずと知れたナポレオン・ボナパルトの人生を少年漫画で描き切った長谷川哲也先生
その次の連載は19世紀ヨーロッパが主な舞台であった
主役のパーンは20世紀WW1西部戦線に従軍する兵卒
愛妻マリーの事しか頭に無い彼はすぐに管理者を名乗る犬ケルベロスによって過去に旅立つ事になる
パーンは自分のおかれた境遇にすく適応し19世紀のヨーロッパを駆け巡り戦場すら渡り歩き
タレイラン、アドルフ・ティエール、イザベル2世、エルンスト・アウグストら各国の大臣や王と出会う
タレイランやアーサー・ウェルズリーやルイ18世やアレクサンドル1世やフェルナンデス7世はナポレオン漫画と同じ顔で描かれている
(元々肖像画を基にキャラクターデザインしてるんだろうが)
1巻ではタレイランがナポレオン1世没後も辣腕をふるい
位人臣を極めたアーサー・ウェルズリーとの外交の協議で絶賛されベルギー王国を建国させレオポルト1世を即位させている
長谷川先生はタレイランの政治姿勢に感化されたんだろう
返す刀でシャルル10世とかつてのナポレオンの盟友にして現役のマルモン元帥を叩きのめし
マルモンそしてマリー・テレーズが亡命する場面を活き活きと描写している
マルモンに対し主役が「ナポレオンに仕えている時に戦死していれば良かったんだ」と言い捨てている
長谷川ナポレオンの魅力に
味方も敵も「皆がナポレオンになりたいんだ」と男みんなが彼に憧れるのだと描いていた事がある
男が憧れる男として他にもタレイラン、又はティエールやラフィットなら分かる
ドラクロアやルイ・ダゲールもそうだ
スペインやベルギーはどうか
ナポレオン本人や帝政以前からのフランスの汚点である植民地での非道はナポレオン漫画ではあまり触れなかった
この漫画ではやるのか?誰も喜ばないだろう
傑物の持つ魅力と邪悪さは表裏一体だと思う
主役というか狂言廻しのパーンは愛妻と再会する時に何を得ているだろうか
戦場での成り上がりは絶えつつあった時代の人々をどう描くのか
3巻以降も追ってみる事にしよう